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地球内・天体"アルザル"
 amanojaku@管理人  - 16/11/10(木) 10:51 -
▲《地球内・天体"アルザル"》

◎『"ハイ・ジャンプ"作戦』
世界の覇権を目指すアメリカにとっては両極は地政学的に どうしても押えておかなくてはならない地域であった.
そのためアメリカ軍は1947年2月15日,未調査であった北極点・上空を飛行する"ハイ・ジャンプ"作戦を実行するため,アラスカ基地に軍用機を集結させていた.
極地・飛行のエキスパートであるリチャード・E・バード少将が今回の作戦の総指揮を執ると同時に,自ら"フォッカー3"に乗り込んだ.
この"ハイ・ジャンプ"作戦はアラスカ基地から北極点を通過し,約2700キロ飛行したところでUターンして戻ってくると言うミッションで、極地・飛行のエキスパートであるバード少将にとっては いたって簡単なモノであった.
バード少将は北極を目指してアラスカ基地から飛び立った.
北極点を無事に通過し,目標の2700キロ地点に差し掛かろうとした,まさに その時だった.
突如,目の前に真っ白く光る霧が立ち込め,その光る霧にバード少将の飛行機を包み込まれしまいホワイト・アウト現象となり,きわめて危険な状況に陥ったのだ.
ところが,その瞬間,想像を絶する事態に遭遇する.
突如,霧が消えたかと思うと,なんとバード少将が目にしたモノは うっそうとした森林が広がるジャングル地帯だった.
言うまでもないが,北極圏にジャングルなど あるわけがない.
眼の錯覚かとも思ったが,外の気温はセ氏20度を示している.
何より同乗している通信士も,同じモノを目にしているのである.
幸いにして基地との無線は通じており,バード少将は見たままを報告する.
最初はジョークかと思ったようだが,事態の異常に気づくまでに そう時間は かからなかった.
今,目にしている世界は地球ではない.
バード少将がハッキリと そう認識したのは,眼下に毛むくじゃらのマンモスの親子を発見した時だ.
マンモスだけではない.
同じく,今は絶滅したハズのサーベルタイガーも,ジャングルに居たのである.
まるで異次元・世界に迷い込んだかのようだったが,それでもバード少将は冷静に地上を観察し,それを逐一(ちくいち),基地へ無線で報告した.
バード少将が驚いたのは絶滅動物の存在だけではない.
ジャングルを良く見ると,所々に橋のようなモノや建造物らしきモノがあったのだ.
確認するために,高度を下げると,目の前に巨大なピラミッドが現われた.
道路には人の姿があった.
彼らはバード少将の飛行機を珍しそうに見上げていたと言い,その容貌(ようぼう)はアジア人のような印象を受けたと言う.
機体の高緯度を少し上げて見ると,彼方に地平線が見え,ジャングルが どこまでも続いていた.

しばらくしてバード少将は搭乗機と重なるようにして随伴(ずいはん)する巨大な影を見た.
見上げると,そこには真っ黒な円筒形をした巨大な飛行物体が無音で上空を飛行していたのである.
いわゆる{#03〜04}:"葉巻型 UFO"であるが,その大きさはエンパイアステート・ビルよりも大きかったと言うから,実際は数キロもあったに違いない.
これまで見たこともない巨大飛行物体を前に,バード少将は もちろん,彼の部下達も度肝(どぎも)を抜かれた.
呆然と見つめるバード少将らは,えもいわれぬ恐怖を感じた.
巨大な葉巻型 UFO が自分達が乗る飛行機を監視していることは明らかだった.
最悪の場合,打ち落とされることも覚悟しなくてはならない.
が,しばらくしても,葉巻型 UFO は一向に攻撃してくる素振(そぶ)りを見せない.
ただ,悠然(ゆうぜん)と上空を飛行している.
やがて,バード少将は監視されていると言うより,見守られている気分さえしてきた.
不思議なほど やすらかな安心感の中で,彼は葉巻型 UFO を見つめていたと言う.
この時,バード少将は,人類が孤独では なかったことに気づいたと言う.

どれぐらい経っただろうか,そろそろ燃料のことが気になり始めた.
バード少将が機体をUターンさせると,前方に霧が頻出しているように見える空間あった.
その霧は,先に この機体を包んだ光る霧に似ていた.
恐らく,そこから異世界に迷い込んだに違いない.
そう判断したバード少将は一か八(バチ)か,その霧の中へ機体を突っ込ませた.
すると予想どおり,バード少将の飛行機は光る霧に包まれ,気が付くと再び真っ白な氷原の上空を飛行していた.

◎『コード・ネーム"アルザル"』
地球を おおざっぱに説明すると地表から順(じゅん)に地殻(ちかく),上部マントル,下部マントル,外核(がいかく),内核(ないかく)がある.
マントルはマグマのようなドロドロの溶岩(ようがん)では なく,基本的に固い岩石で できており,ほんの 一部だけが溶(と)けているだけで,この上部マントルの もっとも外側は非常に固く,上部マントルと地殻(ちかく)の 両方を まとめてプレートと呼ぶ.
そのプレートと下部マントルの あいだに液体の特性(とくせい)を持った粘性(ねんせい)の高い固体のような状態のアセノスフェア層(そう)が有り,あたかも液体の ごとく対流・運動を おこなっている.
地球・内部に伝(つた)わる地震波の解析から,この外核(がいかく)は液体,内核(ないかく)は固体だと考えられている.
そのために現在では SF の1ジャンル として認識されている「地球・空洞論」であるが,UFO 研究家のレイ・パーマにより1970年6月号の「フライング・ソーサーズ」と言う雑誌に,「これこそ地球・空洞論の物的・証拠である」と言う主張とともに,北極の大穴(おおあな)の写真(気象衛星エッサ3号により1967年1月6日に撮影,気象衛星エッサ7号により1968年11月23日に撮影)が掲載されたために,アメリカ を始めとし全世界で一大・センセーション を巻き起こした.
通常,極地を上から写した場合,ほぼ半球が昼,その反対側が夜となるが{エッサ3号,エッサ7号}は気象衛星なので,雲の動きの わかる昼の写真だけを少しずつ分割して撮影し,後で合成されるわけだが,これらが撮影された時期は,いずれも北半球では冬の季節で,極地では太陽が全く昇らない常夜(とこや)であり,この状態を連続撮影し,合成されたために,常夜(とこや)の地域が真っ黒な穴のように写っただけで,本当に北極に大穴(おおあな)が開いている わけでは無かった.
◇マイクロ 波の交差によって プラズマ が発生するように,強力な磁力線が高密度に交差する事によっても プラズマ が発生するようだ.
又, プラズマ には さまざまな状態があり,亜空間が形成される場合もあり,プラズマ特異点(とくいてん)「黄金率(おうごんりつ)Φ(ファイ)」ならば生物が焼け死ぬ事も無い.
地球・内部にも プラズマ が発生しており,「黄金率(おうごんりつ)Φ(ファイ)」の プラズマ により亜空間が形成されているようで,その亜空間内に天体が存在し,そこに エイリアン 達が移住している.
アメリカ 軍は,その地球内・天体を {#01〜02}:コード・ネーム"アルザル"と命名した.

PC の場合、画像の順番は上から順番に、左(1番目)、右(2番目)、左(3番目)、右(4番目)、となる。

《参考書籍》

『亜空間の謎と地球空洞論』{<著者>飛鳥 昭雄(あすか・あきお)+三神たける <発行所>(株)学習研究社}参照.

『失われた地底王国「シャンバラ」の謎』{<著者>飛鳥 昭雄(あすか・あきお)+三神たける <発行所>(株)学習研究社}参照.

『UFO特務機関「MIB」の謎』{<著者>飛鳥 昭雄(あすか・あきお)+三神たける <発行所>(株)学研パブリッシング}参照.

添付画像【33_arousal03001.jpg : 34.0KB】添付画像【33_arousal10002.jpg : 24.6KB】添付画像【33_cigar_ufo_102003.jpg : 26.9KB】添付画像【33_cigar_ufo_502004.jpg : 26.0KB】
引用なし

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